コーヒー豆の賞味期限実験

焙りたてコーヒーの賞味期限は「豆で7日、粉で3日」と言っていますが、実際の所はどうなのでしょうか？ それを実験してみました
実験方法
焙煎したての豆（マイルドブレンドを使用しました）をポリの小袋に1杯分づつ包み、それを常温放置、冷蔵庫内、冷凍庫内で保管します。各々豆と粉で、合計6種類です。これを2組作り、5日後、10日後に取り出して淹れました。人間の舌はかなり鈍感ということですから、同時に焙りたてコーヒーを淹れ、比較して試飲しました。冷凍庫保存の豆と粉は、実験の約10分前に出して解凍しています（写真は実験風景）
実験風景
評価は10段階で
10: 焙りたてと変わらなく美味しい
8: 少し劣化が感じられる
5: 劣化しているが普通のコーヒー
3: かなり劣化していると思われる
1: 劣化がはっきり分かる
各々を目安として、各点の昼間は適当に採点しました。
結果はあくまで私の個人的な感性ですが、豆で7日、粉で5日というのはほぼ正しいようです。保存される場合は豆で、冷凍庫で保存されることをお奨めします。

実験結果
形状保存方法5日目 10日目
豆常温85
冷蔵庫85
冷凍庫97
粉常温74
冷蔵庫74
冷凍庫84

評価は以下
5日目
豆：どれもそれなりに美味しいが、比べてみると常温と冷蔵は飲んだ後に僅かに苦みが残る。冷凍は問題なし
粉：豆と同じ傾向であるが、常温と冷蔵は苦みがはっきりしている。冷凍は僅かに苦い程度
採点：豆は冷凍9、常温と冷蔵は8、粉は常温と冷蔵は7、冷凍は8
それでもすべて一般のコーヒーよりはずっと美味しい

10日目
豆：常温と冷蔵はもう普通の豆。冷凍は少しはましか
粉：どれも普通以下
採点：豆は冷凍7、常温と冷蔵は5、粉は常温と冷蔵、冷凍共に4<
ただしここで4点を付けた10日目の粉でも、焙りたてのコーヒーと比較せずにこれのみを飲むと、結構美味しく感じられると思います

15日目
一応15日目もやりましたが、結果は冷凍豆がまあまあだった以外は私の評価には値しませんでした